あだちのこと

「今」のニーズに応える西陣織、つづれ織を上七軒よりお届けいたします。

初代・峯陽は、1953年京都・西陣北野で製織を始め「起多乃綴」と名付け、「あだち」が誕生しました。

二代目・峯陽は伝統と革新を重んじたものづくりを今のニーズに応えながら行ってきました。
あだちがお送りする製品、西陣織・つづれ織は古くから縦糸のことを「芯糸」と言い、神糸・心糸として敬い「神」または「心」を包み込む織物としてお守り替りに愛用されていたと言い伝えられています。
私たちは誇り高い京都・西陣から発信する日本人の美意識を国内外に、「心」よりお届けします。

株式会社 あだち

足立敏 株式会社あだち 代表取締役社長・伝統工芸士

昭和35年、京都西陣で産声を上げ、西陣で生まれ育つ。高校卒業後、経理学校にて経営学を学び、その後8年間西陣の織屋で修行し呉服業界の複雑な流通に疑問を抱く。その間、呉服全般を扱い小売部門の担当として各方面へ販売実績を上げる。着物・帯の合わせ方はもちろん、小物に至るまでのコーディネイトを得意とし顧客からの信頼を得る。平成元年より家業「足立商店」でつづれ織りに従事。平成7年 株式会社あだち代表取締役に就任。平成22年 伝統工芸士に認定。

  • アジアの友を支援する「RACK」

    株式会社あだちは過去20余年にわたり、東南アジアの国々に対し、「アジア南太平洋友好協会」を通じボランティア活動をさせて頂いております。アジアの恵まれない子供たちに対しての支援や教会でのチャリティ募金で微力ながらお手伝いをしております。

    「爽やかな風が君の心にそよぐなら 彼の心にも風を送ろう 人から人へ国から国へ 世界の幸せは私の幸せ 君よかんのんになりたまえ」をスローガンに、アジア難民の自立援助、社会の諸問題への積極的な参加を通じて、世界の平和と文化の発展に貢献するべく取り組み、国内でも老人ホーム遠足介助や定住難民の学業支援などを行っております。

  • 世界初・西陣織を医療現場へ

    あだち代表の足立敏は他二名の西陣織伝統工芸士とタッグを組み、京都大学医学部付属病院黒田教授と帝人フロンティア株式会社との連携で、心電計の電極を備えた布を開発。布を患者の胸に巻き付けるだけで複数の電極が適切な場所に配置される。微弱な電気でも通しやすい布を生産するため、連続した1本の横糸で織られる西陣織の技法を生かした。救急現場などでの使用を想定し、近年にも商品化する。西陣織の職人が減少をたどる中にあって、今の技術の継承と存続を計ります。